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処方箋なしでコンタクト通販はできるの?


公開日:2015/06/10
最終更新日:2021/12/27

コンタクトは「高度管理医療機器」なので処方箋の提出は義務ではない

コンタクトは薬事法で定められた規制医薬品ではありません。ですから法的には、購入に際して処方箋を提示する義務はなく、眼科医から発行された文書なしでも購入可能です。例えば近視や老眼の矯正のために眼鏡を購入する際に、医師や薬剤師の許可はいりませんが、それと同じことです。またもちろん、美容目的のカラコンの購入でも同じことが言えます。こちらはサングラスを購入するのに誰の許可もいらないのと、同じことだと思ってください。

しかし、実店舗での購入の際は、眼科医から渡された文書の提示を求められることがよくあります。これは法的な理由からではなく、使用に際して事故があった場合の訴訟や風評被害を気にしてのことです。また眼科の医院に併設されている店の場合は、医者の利益を確保するためにそのような姿勢をとっている場合もあります。いずれにせよ、提示がそもそも不可能な通販の場合は、気にしなくてもいいということです。

ただし商品によっては、メーカー側が眼科医の処方がない場合は、販売不可としている場合があります。これもやはり、未経験者が扱って事故があった場合の法的な責任や評判の悪化を軽くするためです。このような商品は、ネットでは購入できず、眼科医の診断を受けてから実店舗で買うしかありません。

提出は必要ないが、もらうことが大切

販売店やメーカーが処方箋の提出を求めるのは、事故があった場合の訴訟や風評被害をきにしてのことですが、自分自身を守るためにも持っておくことが大切です。

処方箋をもらわないと、コンタクトが初めての方はもちろんのこと、すでにコンタクトを使用している人でも自分に合っていないコンタクトを使う危険性があります。

例えば、人の視力は人の生活環境によって変化します。視力が悪くなることもあれば、視力が回復することもあるでしょう。度数が適切でないコンタクトをつけていると、疲れ目など不調の原因になります。そのため、定期的に視力検査をして、その時その時に合った度数のコンタクトをつけることが大切です。

初めての方は特に、コンタクトをつけるために必要な自分の目のデータを知る必要があります。自分の目に合わないコンタクトを使い続けると、頭痛や疲れ目などの不調、結膜炎や角膜炎などの病気にかかる可能性も。そもそもコンタクトをつけることが難しいケースもあります。

コンタクトをつけ続ける方の中には、間違った使い方により、すでに目にトラブルが起こってしまっている方もいます。今の自分の目の状況を確認するという意味でも、処方箋をもらうことは大切です。

コンタクトの処方箋の提出は義務ではありません。しかし、自分の目の状況を知る、自分の目を守るという意味で、とても重要です。提出の必要が無くても、3か月に1回は眼科に罹って、処方箋をもらっておくと良いでしょう



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