近年、コンタクトを通販ショップで、処方箋なしで購入するケースが増えています。眼科に行く必要がないので、時間や検診費用を節約でき、とても便利です。
しかし、特殊な乱視用のコンタクトに関しては、処方箋なしで購入できるのでしょうか?
コンタクトを購入するにあたって、処方箋の提出は義務付けられているわけではありません。これは、近視用も乱視用も共通です。法律上、処方箋を提出しなくても問題なく購入できるので、レンズモードやレンズラボ
のような処方箋不要の通販ショップでは、乱視用のコンタクトも販売されています。
購入時は、近視用のコンタクトを購入する時と同様、度数をはじめとしたレンズデータが必要です。現在使用している商品の外箱に記載されているので、事前にチェックしておきましょう。
直近で乱視用を使っていたという方なら、処方箋なしでもスムーズにコンタクトを購入できます。しかし、ずっと昔に乱視用を使っていて、現在は近視用を使っているという方は注意が必要です。近視用の商品のレンズデータだけでは、目に合った乱視用のコンタクトを買えません。
近視用のコンタクトを買う時は、度数、BC、DIAの3つのデータが必要です。これに加えて乱視用は、CYLとAXISという2つのデータが必要になります。モノの見え方に大きく関わるデータで、近視用の商品には存在しません。当然、外箱にも記載がないので、分からない方は眼科で正しい数値を調べてもらいましょう。これらの数値さえ分かれば、処方箋なしでコンタクトを購入しても大丈夫です。
処方箋は、目に合ったコンタクトを買うために必要なもの。逆に言えば、自分の目(レンズデータ)を理解していれば、購入のたびに眼科に行って、処方箋をもらわなくても問題ありません。
その分、検診にかかる費用を節約できるので、裸眼のようなつけ心地のマイデイ トーリックや、摩擦ゼロで目の乾きや疲れが少ないワンデー アキュビュー モイスト 乱視用
など、ちょっと高めで性能に優れたコンタクトを買いやすいですね。
現在使っているワンデー アキュビュー オアシス 乱視用などの手頃な価格の商品を、よりお得に使いたいという方にもおすすめです。
ただし、種類に関係なく、コンタクトは高度管理医療機器に該当します。
“平成21年11月4日より、視力補正を目的としないカラーコンタクトレンズ(以下、おしゃれ用カラーコンタクトレンズ)については、視力補正用コンタクトレンズと同じように高度管理医療機器として医薬品医療機器法の規制対象となっています。”
(おしゃれ用カラーコンタクトレンズについて|厚生労働省より引用)
誤った使い方をしていた場合、トラブルに繋がる可能性があります。万が一目の異常が起こった時、早期に発見するため、眼科を受診することは大切です。処方箋なしでコンタクトを買う場合でも、3ヶ月に1回は検査を受けてください。