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疲れ目を引き起こすブルーライトの対策方法


公開日:2020/07/07
最終更新日:2020/06/25

現代人にとって、液晶画面は大変身近なものになりました。テレビだけではなく、パソコンや携帯ゲーム、さらにはスマートフォンやタブレットにも液晶画面が使われています。

このような液晶画面を使った機器は、今や私達にとってなくてはならないものです。一方で、液晶画面が原因で疲れ目に悩まされる方も増えています

スマホを使う女性

昔から、テレビの見すぎやゲームのやりすぎは目に良くないと言われていましたが、スマートフォンの使用が当たり前のようになった現代では、液晶画面を見ることで目が疲れるという現象が、特に顕著になっています

なぜ、液晶画面を見ることで目が疲れるのでしょうか?大きな原因は、液晶画面自体が目に大きなダメージを与えることにあります。

目へのダメージは何が原因?

ブルーライト」という言葉を聞いたことがあると思います。とてもエネルギーが強い光のことを指しており、ほかの光に比べてまぶしく感じられるという特徴を持ちます。このブルーライトが、液晶画面によって疲れ目が引き起こされる大きな原因です。

人は、眼球にある「虹彩」という膜を伸縮させて目に入る光の量を調節しています。明るいところでは目に入る光の量を減らすために虹彩が縮みます。一方、暗いところでは 目に入る光の量を増やすために虹彩が伸びます。この時、黒目と呼ばれている「瞳孔」の大きさを変える筋肉が働きます。

ブルーライトのダメージを受けた目のイメージ

ブルーライトのまぶしい光を見ると、虹彩は目に入る光の量を減らそうとして縮み、瞳孔を小さくするための筋肉が働きます。液晶画面にはこのブルーライトが含まれているため、瞳孔を小さくするための筋肉が酷使され、疲れ目になりやすいと言われています。

実は、ブルーライトは太陽光や照明などにも含まれています。しかし、太陽光や照明に比べて、液晶画面は長時間に渡って見続けるケースや至近距離で見るケースが多いことから、特に目の疲れを感じやすいのです。

ブルーライトの対策方法は?

疲れ目の原因になっているとはいえ、現代で液晶画面をまったく見ずに生活することは難しいでしょう。しかし、ブルーライトの影響を軽減する対策をすることで、疲れ目に悩まされることも少なくなります。

対策方法は以下の通りです。

ブルーライトカットメガネをかける

ブルーライトカットメガネ

少々高額ですが、太陽光や照明に含まれるブルーライトの影響も抑えられる方法です。メガネ店や通販ショップで購入できます。製品によりカット率が異なるため、比較して購入しましょう。

視力を矯正するためにコンタクトレンズを使っている方は、度なしのブルーライトカットメガネを併用することで、目への負担を軽減できます。

画面に保護フィルムを貼る

液晶画面に貼るための保護フィルムには色々な種類が販売されています。その中には、ブルーライトをカットする機能が備わった保護フィルムもあります。安く購入でき、画面の色もそれほど大きく変わらないため、コストを抑えたい方や、画面の色の変化が気になる方におすすめです。

ちなみに、保護フィルムは年月が経過することで劣化し、性能が衰えます。目安として、半年から1年での交換が推奨されています。

画面の操作がしづらかったり、フィルム自体が破れたりしている場合も交換時期の目安です。

画面の設定を変える

多くのスマートフォンやパソコンは、ブルーライトを軽減する設定ができます。メガネや保護フィルムのように、追加でお金を払って用意する必要がないため、簡単にできる対策です。

ブルーライトを軽減するための設定がない場合は、ディスプレイの色温度を下げるという方法があります。ただし、色温度を下げると画面の色が若干黄色っぽくなることを覚えておきましょう。

ブルーライトは目を疲れさせるほかに、睡眠の質を下げるという悪影響もあります。自分が使用する機器にあわせて、何かしらの対策をしておくと良いですね。

適切な距離をとってパソコンを使う女性

液晶画面が原因となる疲れ目を予防するためには、機器の使い方にも注意しましょう。スマートフォンならば最低でも30cm、タブレットやパソコンならば40cmの適切な距離をとり、使用することで、目への負担を減らせます。

加えて、1時間ごとに10分程度の休憩を挟み、目を休めることも大切です。連続して画面を見続けないようにしましょう。



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