ソフトコンタクトレンズは、正しくケアができていないと、レンズや保存液中にカビが発生することがあります。そのレンズを使用すると、眼病など目のトラブルの原因に。時には深刻な目の異常につながることもあるので、注意が必要です。

今回は、ソフトコンタクトのレンズやレンズケース内にカビが発生する原因と、カビによって引き起こされる目のトラブルの例などをお伝えしていきます。

レンズや保存ケース内にカビが発生する原因は？

レンズや保存ケース内にカビが発生する原因は、アカントアメーバという微生物や細菌などの付着・混入です。

ソフトコンタクトはレンズ自体に水分が含まれており、また保存の際には保存液に浸されています。ソフトコンタクトを取り巻く環境は、カビが発生しやすい条件が整っているのです。

具体的には、以下のようなことがカビの発生につながっていると考えられます。

汚れた手でレンズのつけ外しをする

コンタクトをつけたり外したりする際には、必ず手でレンズに触れますよね。この時手に細菌などが付着していると、その細菌などがレンズにも付着してしまい、カビの発生につながります。

レンズのケアが十分に行われていない

洗浄などのケアが不十分でレンズに汚れが残ったまま保存してしまうと、細菌などが繁殖しやすくなってしまいます。

保存液を交換していない

保存ケースの中の保存液は、レンズを浸すたびに毎回新しいものに変える必要があります。またボトルからレンズの保存ケースに移した保存液は、長期保存できません。例えレンズを浸していなかったとしても、保存ケースに移した保存液はきちんと交換するようにしましょう。

レンズケースを濡れたまま使いまわしている

細菌は水道水の中にも存在しています。水道水で洗って濡れたケースにそのまま保存液を入れて使いまわすと、水道水と保存液が混じり細菌が繁殖する原因に。保存ケースを洗ったら、しっかり乾かしてから使うようにしましょう。

カビが付着したレンズを使うとどんなリスクがある？

カビが付着したレンズを使い続けた場合、感染症が引き起こされ、角膜炎などの目の病気につながるリスクがあります。角膜炎は症状が進むと、視力障碍が引き起こされ、最悪の場合失明に至ることもある怖い病気です。

カビは一度発生してしまうと、洗浄しても完全に落としきることが難しいという性質を持っています。レンズや保存液中にカビが発生した場合は、諦めてレンズを破棄し、新しいレンズを使用しましょう。

カビによる感染症を防ぎたいというのであれば、ワンデーのレンズを使用することが最も有効な方法です。特に汚れが付着しにくいタイプの商品であれば、より衛生的に使うことができます。

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1dayPure うるおいプラス

汚れを引き寄せにくく保水効果も高い「両性イオン素材」を使って作られているコンタクト。高含水レンズなのでうるおい感があり、つけ心地もなめらかです。1箱32枚入りというお得感も魅力的。レンズの汚れが気になる方はもちろん、コスパ重視の方にもおすすめです。

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メダリスト ワンデープラス

汚れに強い非イオン性素材を採用したコンタクト。目の表面の凹凸にフィットする非球面デザインレンズで、コントラストのはっきりしたクリアな視界を実現しています。視界が悪くなる夜などに活動することの多い人に、特におすすめのコンタクトです。
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エルコンワンデー

メダリスト ワンデーと同様、汚れが付きにくい非イオン性素材のコンタクト。低含水レンズなので長時間つけていても目が乾燥しにくいという特徴があります。BCは8.70mmと9.00mmの2種類あるので、BCの数値が大きい人にもおすすめです。
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カビが発生したレンズの再使用はNG！注意しましょう！

レンズに発生するカビの原因の1つであるアカントアメーバは、自然界に普通に存在する微生物ですが、目の中に入ると角膜炎などの感染症を引き起こすことがあります。厚労省のサイトでも、ソフトコンタクト利用者に対し、アカントアメーバ対策としてしっかりレンズのケアを行なうよう呼び掛けています。

■参考：厚生労働省 ソフトコンタクトレンズ用消毒剤の適正使用等について

もしレンズに白い汚れのようなものが付着していたり、保存液中に白い塊が浮いていたりしたら、そのレンズは使わないようにしてくださいね。