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コンタクトレンズ不耐症とはどんな症状か。原因や治療方法について


公開日:2021/05/11
最終更新日:2021/10/06

視力が低下した時、メガネを使用する、レーシック手術を受けるなど、いくつかの方法で視力を矯正できます。

最近では、メガネの使用と並んで、コンタクトを使って視力を矯正する方が増えています。

しかし、人によっては日常的にコンタクトの使用が難しい状況にある方もいます。このような状況を「コンタクトレンズ不耐症」と言います。

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コンタクトレンズ不耐症の症状

コンタクトレンズ不耐症の方は、コンタクトを使用している最中に、様々な症状に悩まされます。

・目が充血する
・目が乾く
・レンズが目に張り付く感じがする
・レンズがすぐ曇る
・夕方になると目がショボショボする
・目が痒くなる

このように、痛みや不快感が生じることから、コンタクトを継続的に使用することができません。

コンタクトレンズ不耐症の症状|コンタクト処方箋不要.net

コンタクトレンズ不耐症の原因

コンタクトレンズ不耐症の原因は、大きく2つに分けられます。

①目の状態に問題がある

レンズの装用に問題が生じるような目の状態とは、涙の量が少ない、涙の性質に異常があるなどです。一般的に、「ドライアイ」の症状として知られています。

本来ならば涙で潤っているはずの目の表面が、うるおい不足で荒れて、不快感や乾燥感、目の疲れなどの症状が現れます。

他には、アレルギー症状が原因でコンタクトレンズ不耐症となる方もいます。アレルギー症状は、花粉やゴミのようなレンズ汚れが原因で生じます。

①目の状態に問題がある|コンタクト処方箋不要.net

目の状態に問題がある場合、治療方法は原因によって変わります。

涙の量が少ない場合、涙点プラグで涙を増やす治療が行われます。

涙の量ではなく、性質に問題がある場合、例えば「マイボーム腺」から油が分泌されるような治療をするなど、その性質を改善するための治療が行われます。

ワンデーアキュビューオアシスのように、ドライアイが生じにくい低含水タイプのレンズへの変更を指示されることもあります。

アレルギー症状が原因の場合も同様、点眼治療のような必要な治療を行った後、より快適に使えるレンズへの変更が指示される場合があります。

アレルギー症状が原因の場合、汚れがつきにくいバイオフィニティのような商品や、1日でレンズを使い捨てるワンデータイプの商品の使用を提案されるケースが多いです。

②レンズが目に合っていない

目の状態に問題がなくても、レンズが目に合っていない方は、コンタクトレンズ不耐症の症状が現れます。

多いのは、レンズのカーブ度合い(ベースカーブ)が目の形に合っていないというケースです。レンズがずれたり、目が締め付けられる感じがしたりといった症状の原因になります。

目の形は人それぞれ違います。必ず眼科医の指示に従い、処方箋(装用指示書)の内容をもとに商品を購入してください。

ベースカーブだけではなく、含水率や摩擦係数なども重要です。様々な観点から見て、その人に一番合ったレンズを使う必要があります。

逆に言えば、目に合ったレンズを使えば、痛みや不快感がなくなり、問題なくコンタクトを使える方もいます。

②レンズが目に合っていない|コンタクト処方箋不要.net

目の状態に問題がある場合も、レンズが目に合っていない場合も、ますは眼科クリニックを受診することをおすすめします。原因を知り、適切な治療や指導を受けることで、コンタクトレンズ不耐症の症状を改善できます。

「コンタクトレンズ不耐症かもしれない」と感じたら、眼科クリニックを受診しましょう。



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