ICLという言葉を聞いたことはありませんか？ICLは、近視を治療するための新たな方法です。今回は、メガネやコンタクト、レーシック治療に変わる新たな治療法である、ICLについてご紹介します。

目の中にレンズを入れる治療法？

ICLは、角膜を削るレーシックと違い、目の中に直接コンタクトレンズを入れる、「眼内コンタクトレンズ」と呼ばれるものです。虹彩の後ろに眼内レンズを挿入し、屈折率を変えることで、近視や乱視を矯正できます。両目で約20分で終わる手術なので、身体への負担も少ないです。手術の流れは以下の通りです。

手術の方法
①目薬タイプの麻酔をして、角膜を3mm程度切開。
②切開した部分から折りたたんだ眼内コンタクトレンズを挿入。
③目の中でレンズを広げ、虹彩の下で固定。

目の中に直接レンズを入れるため、異物感もなく、裸眼とほぼ同じ感覚で視力の回復が期待できます。レンズが外れる心配もないので、とても快適です。通常のコンタクトのように、取り外しやケアの必要もないため、裸眼感覚で過ごすことができます。

ICLに使われているレンズは、生体適合性の高い素材が使用されています。透明で、長方形の形をしたレンスは目の中で曇らず、汚れることもないそうです。また、柔らかくしなやかな素材のため、3mmというわずかな隙間からレンズを入れることができます。加えて、紫外線カット機能も付いているため、目を紫外線から守る効果も期待できます。

レーシック手術との違いは？

よく耳にするICLとレーシック手術の違いを簡単にまとめてみました。

ICLは見え方も裸眼とほぼ変わらないのがうれしいですよね。また、レンズを入れるだけなので、将来何か目の病気にかかり手術が必要になった時も、レンズを取り出して通常の状態に戻すことができます。

また、ドライアイになりにくいのもICLの一つの特徴です。目の渇きを気にせず過ごせるのはとても快適ですよね。

メリットばかりのICLですが、大きな懸念点があります。それは費用。ICLとレーシックの相場を比較すると、2倍以上の開きがあるのです。

ICL…両目45～66万円
レーシック…両目20万前後

ICLは乱視か近視かによってレンズの金額が大きく変わります。そのため、相場の幅は大きいようです。一方レーシックは、ICLに比べて費用が20万円前後と比較的手の出しやすい金額設定になっています。

とはいえ、ワンデーコンタクトを10年間毎日使った時の相場は、72万円前後とも言われています。2ウィークの場合はもう少し金額は下がりますが、大きな金額になることに変わりはありません。
コンタクト10年分と比較してみると、半永久的に使えるICLはお得かもしれませんね。

手術が怖い方はコンタクトレンズに頼りましょう

ここまでの解説を読んで「目の中に直接レンズを入れるのは怖い…」という気持ちになった方もいらっしゃるかもしれませんね。また、ICLは保険適用外なので、手が出せない方も多いと思います。

そんな方は今話題のハイスペックコンタクトを検討されてみてはいかがでしょうか？
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裸眼みたいなコンタクトで快適さを！

ICLはコンタクトやメガネが必要となりますが、費用や手術など、懸念点も多いと思います。そんな時は、生感覚レンズと呼ばれる、まるで何もつけていないようなコンタクトを試してみてはいかがでしょうか？