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眼精疲労と眼疲労(疲れ目)は違う?症状や予防方法を解説


公開日:2020/09/18

コンタクトレンズを使用する方の悩みの1つに眼精疲労があります。“疲労”という単語から、疲れ目と同じものだと認識している方も多いですが、実際は眼精疲労と眼疲労(疲れ目)は別のものです。

目の疲れを感じている男性

眼精疲労と眼疲労の違い

眼精疲労と眼疲労の根本的な症状はとても似ています。どちらも目の疲れ痛みかすみ充血などの症状が現れます。しかし、眼精疲労の場合、目の症状に加えて頭痛肩凝り吐き気倦怠感のような全身の症状も現れます。加えて、一時的に症状が現れる眼疲労と異なり、眼精疲労は休息や睡眠をとっても充分に回復しません。より症状が長引きます。

眼精疲労の原因は多岐に渡ります。近年問題になっているのは、パソコンやスマートフォンの使用VDT作業)が増えたことによる眼精疲労です。液晶画面を長時間見続けることで毛様体筋と呼ばれる目の筋肉に過度な負荷がかかり、眼精疲労のリスクを高めます。

パソコンを使って仕事をする男性

コンタクトレンズの装用による眼精疲労も増えています。特に、装用時間が長い方は症状が現れやすいです。装用時間だけではなく、度数が合わないレンズを使っていることも原因になります。

他にも、全身疾患精神的なストレスなど、様々なことが眼精疲労に関係しています。

眼精疲労の疑いがある症状

眼精疲労では、単に目の疲れや痛み、かすみ、充血だけではなく様々な症状が現れます。以下のような症状があり、かつ休息をとっても回復しない場合は眼精疲労の可能性があるため、眼科に行くことをおすすめします。

<目に関わる症状>
・目の奥に異物感があり、痛む
・目がかすむ
・目が充血している
・疲労感がある
・まぶたが痙攣する
・乾燥を感じる
・ものを見づらい

<全身に関わる症状>
・頭痛がする
・肩が凝る
・吐き気がする
・液晶画面を見て眠くなる
・めまいがする

肩凝りに悩む女性

眼精疲労を予防するには?

眼精疲労を防ぐには、目に負担がかかりにくい環境を整えることが大切です。例えば、現代では当たり前になっているパソコンやスマートフォンなどの液晶画面を見る時間を短縮しましょう。難しい場合は、少なくとも1時間に10分程度の休憩を挟むことが推奨されます。時間に関わらず、暗い場所で液晶画面や文字を読むことは、目に負担をかけるため避けましょう。

眼鏡やコンタクトレンズを使っている方は、度数が合っているか、眼科に行って確認することをおすすめします。度数が合っていない場合、正しい度数の製品に買い替える必要があります。コンタクトレンズを使用している場合、目が乾燥しないように、適度に点眼薬を使用しましょう。

日々の食事でも予防は可能です。うなぎや海苔に含まれるビタミンB群は視神経の働きの促進し、アーモンドや落花生に含まれるビタミンEの栄養素は血行を良くします。目の疲れを回復させるため、眼精疲労の対策になると言われています。

うなぎを食べる人

毛様体筋の緊張をほぐす眼球体操も疲労回復の効果が見込めます。

<眼球体操のやり方>
1.目を固く閉じる
2.閉じた目を勢いよく開く
3.顔は正面を見たまま、左右上下に視線を動かす

万が一眼精疲労の症状が現れた場合、原因を排除すれば症状が軽くなる可能性があります。まずは自分の生活環境を振り返り、目に負担がかかる要素がないかをチェックしましょう。原因が特定できない場合は、早めに眼科を受診してください。



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