歳を重ねると、多くの方が老化現象に悩まされます。老化現象の症状として、広く知られているのは体力の衰えや運動能力の低下、記憶力の低下です。
老化現象による症状は目にも表れます。「老眼」です。加齢が原因で、レンズの役割を担う「水晶体」が硬化し、ものを見る時にピント合わせをしづらくなります。近視と違うのは、遠くではなく近くを見づらいということです。手元にあるもの、特に本やスマートフォンの画面に書かれているような、小さな文字を見づらいと感じます。
よく「近視の人は老眼にならない」と思い込んでいる方もいますが、これは誤りです。近視の人も加齢に伴い、目の老化に悩まされる可能性があるそうです。(参考サイト:健康・医療の情報サイト「日経Gooday」)
手元にあるものや文字が見づらい。そんな症状を軽減する効果が期待できるトレーニング「ガボール・アイ」が、今話題になっています。
ガボール・アイでは、ビー玉サイズの円形に切り取られた特殊な縞模様「ガボール・パッチ」を用います。やり方は、複数あるガボール・パッチの中から、同じ模様のものを探し出すだけ。とてもシンプルで簡単です。ガボール・パッチの図を用意しておけば、1日5~10分程度で、誰もが空いた時間にできます。
ガボール・アイを続けたからといって、劇的に視力が回復するわけではありません。しかし、ガボール・アイは、“見る能力”に関係する脳の「視覚野」を刺激することが、研究によって明らかになっています。視覚野が刺激されると、見たものを処理する能力を鍛えることができ、結果として視力の回復を望めるそうです。
現在、目の老化現象をはじめ、ものの見え方にお悩みの方は、ガボール・アイを試してみてはいかがでしょうか?
老化に伴う見え方の悩みが生じた場合、多くの方は遠近両用のメガネを使い、矯正します。しかし、近くのものや文字を見づらいという悩みは、メガネだけではなく、遠近両用のコンタクトレンズでも解決できます。
コンタクトレンズは、装用することでクリアな見え方を得られる、視力矯正用の機器です。スポーツをする時や雨の日でも使いやすく、外見を大きく変化させないというメリットを持っています。
コンタクトレンズには、近視を矯正する近視用や、乱視を矯正する乱視用があります。同様に、主に老眼を矯正するために使われるのが遠近両用の商品です。コンタクトレンズの専門店や通販ショップで購入できます。
■デイリーズ トータル ワン マルチフォーカル
独自のデザインで設計された、アルコンの遠近両用コンタクトレンズです。年齢に合わせて選べる3つの度数が用意されています。
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■2WEEKメニコン プレミオ 遠近両用
うるおい感が続くメニコンの2ウィーク遠近両用コンタクトレンズです。2種類のデザインを組み合わせたレンズは、どんなシーンでも快適な見え方を叶えます。
■バイオトゥルー ワンデー マルチフォーカル
2つの独自テクノロジーを用いたボシュロムの遠近両用コンタクトレンズです。近くも遠くも、くっきりとしたクリアな見え方です。
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老化現象は、一般的に40代頃から現れ始めます。しかし、近年はスマートフォンの使用がきっかけとなる「スマホ老眼」の方が増えています。手元の文字が見づらい、近くのものにピントが合いづらいなどの症状が現れますが、原因は水晶体の衰えではありません。スマートフォンを長時間見続けたことによって、「毛様体筋」という目の周りにある筋肉が凝り固まってしまったことが原因です。
一時的な症状であり、休むと治るケースがほとんどですが、スマートフォンの使い方に気を付けさえすれば避けられることも事実です。スマートフォンを使用する際は、適度に休憩を挟みましょう。
スマホ老眼の対策については、以前に公開したこちらのコラムも参考にしてください。
→「目のかすみは「スマホ老眼」の可能性が。対策方法について解説」