使い始めたばかりの頃はコンタクトの付け外しに時間がかかったものの、使用に慣れてくれば、スムーズに付け外しをできる方が大半です。しかし、中には長く使用していても付け外しが苦手で時間がかかるという方もいます。
まずは、装用に時間がかかる原因と対処方法を紹介します。
目が開いていない場合、レンズのフチがまぶたやまつげにぶつかり、上手く入れられません。きちんと鏡を見て、下まぶたを指で引き下げるように、なるべく目を大きく開けてください。
装用直後は、目との間に空気が入り込んでいる可能性があります。空気が入っていると、まばたきをすることで浮いてしまい目から外れやすいため、ゆっくりと目を閉じてレンズを目になじませてください。
指が濡れていると、レンズが指に張り付き、上手く目に入りません。きれいなタオルでしっかりと水気を拭きとってからレンズを触りましょう。
続いて、レンズが外れにくい原因と対処方法を紹介します。
目が乾いていると、レンズが角膜に張り付いて外すことが難しくなります。まばたきで涙を分泌させたり、目薬をさしたりして目に潤いを与えてください。
クリアレンズは透明であることから、目の中のどのあたりにレンズがあるか分からなくなってしまうことがあります。目の構造上、レンズが目の裏側に行くことはないため、鏡を見てレンズを探します。目を動かすと見つかりやすいです。
コンタクトを簡単につけるコツは次の4つです。
レンズを入れる時は、両手で大きく目を開きます。
まぶたを押さえる位置が悪かったり、押さえる位置がずれてしまうと目の開きが悪くレンズを入れにくくなるので注意です。
また、爪が長い人は、爪でレンズや眼球を傷つけてしまわないよう指の腹を使うことを意識しましょう。
難しい場合は、専門のつけ外しのグッズもあるので試してみると良いですね。
レンズをつける時、片目を閉じてしまいがちになるので、レンズを入れていない方もしっかりと開け、真っすぐ鏡に映った目を見ると入れやすくなります。
コンタクトを入れる時、レンズ目についてもすぐに指を離さないようにしましょう。
離すのが早すぎるとレンズが外れるので、レンズ全体が黒目についてから指を離すことを意識しましょう。
レンズをつけることができたらゆっくりと目をつむりしましょう。
レンズと目の間に空気が残っていると外れてしまったり、違和感の原因となるので優しくまばたきをします。強く目をつむってしまうとレンズが外れやすいのでゆっくり優しくを意識してまばたきをします。
コンタクトのつけ外しは、慣れるまでは難しいものです。
部分的に練習を繰り返すことで次第にスムーズな装着ができるようになります。
付け外しが上手くいかずに時間がかかると、目に指が触れている時間が長く、目を傷つけてしまうかもしれません。手を洗ったとはいえ、レンズに汚れが付着してしまう可能性もゼロではないでしょう。どうしても付け外しに時間がかかるという方は、ソフトレンズ専用の付け外し器具や装着液のように、スムーズにレンズの付け外しができる便利アイテムを使ってみることもおすすめです。
A．爪が長い場合は、指の腹を使うことを心がけましょう。
爪がレンズや眼球に当たると傷の原因となるので注意し、難しい場合は、付け外し用のグッズを使うと安全です。
A．まばたきで涙を促したり、目薬でも外しにくい場合は、洗面器に水を張り中でまばたきをしてみましょう。コンタクトに水分が含まれ外しやすくなります。
